「ありがとう」って伝えたくって

ニューギニアへ出征、負傷してラバウルへ後送。ニューギニアだったらそのまま玉砕の可能性もあった。輸送船と化した雪風で本国へ帰還、貸本画家から漫画家へ。
まだこの世の中には妖怪がいるんです。この世の半分は夜なんですから。妖怪ウオッチなんて使わなくてもいるんですよ。
あの世で妖怪の親玉になったんでしょう。先に田ノ中勇さんと熊倉一雄さんが待ってるでしょうから。

キルミーベイベーは殺されたんだ

  
         ,, _
       /     ` 、
      /  (_ノL_)  ヽ
      /   ´・  ・`  l    キルミーベイベーは本当に死んだんだ
     (l     し    l)    いくら呼んでも二度と帰っては来ないんだ
.     l    __   l    もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ
      > 、 _      ィ
     /      ̄   ヽ
     / |         iヽ
    |\|         |/|
    | ||/\/\/\/| |


ネット上では有名なAAである。チャーリー・ブラウンの中の人(合衆国での)も警察のお世話になったらしいが。
目の出ないアイドルで、オスカーは一押しの女優以外は干すから2009年の「青い花」で声優デビュー、同じ原作者の「放浪息子」、そして「キルミーベイベー」(ミルキーホームズではない)に出演後、声優からも離れてしまった。しかも、演じていたのが忍者、しかも薬物を多用する・・・。お色気深夜番組のアシスタントから、単発でドラマに出演し、ようやく最近レギュラーがふえてきたが・・・、クスリに走った理由は男らしい。
犯罪者に手を貸したらいけないよといういい子ぶりっ子に走る企業は先述したアニメの有料配信を配信を打ち切ってしまった。ブルーレイも回収されてしまうと危惧する連中が必死に買い漁っている。

Dang Dang 気になる Dong Dong 気になる?

「美味しんぼ」で、東西新聞社のいつもの連中が、福島第一原発跡に取材に行ったら、山岡士郎が鼻血を出し、これが福島県民に風評被害だと、いや、危険な証拠と両派が激しく言い争っている。
雁屋哲氏が反原発なのは事実だが、そもそも福島第一原発は未だに放射能をまき散らしており、周囲100kmは一般人は近寄ってはならないところである。そんなところで風評被害もあったものではないわ。


このタイトルは中村由真のシングルのタイトルであり、かつてアニメ版「美味しんぼ」で使われていた曲である。

ああ、今夜で終わりか

本屋に行ったら、平積みになっていた。「いなり こんこん 恋いろは」が。
アニメ化の制作発表には、角川書店のエライさんから伏見稲荷大社の宮司、京都市長、京都放送社長、京阪電鉄の重役と派手に参加していたのであった。
掲載誌がヤングエースと相当マイナーだけれど。
簡単にいえば、女子中学生の伏見いなりが、おいなりさん(作中は衣奈里となっているが)の祭神「宇迦之御魂大神」(うかのみたまのおおかみ)の神通力を使って変化するラブコメである。
どう考えても伏見区である。そのすぐそばに餅屋があるはずなのだが。そういえば制作は京都アニメーションじゃないね、あそこは中二病の第二期を制作していたからか。

全12話と言われていたが、枠が10話しか取れずに、幹事局のKBSでも、全国ネットのBS11でも(27時からだけどね)今夜が最終回である。あちこちの地上波ではすでに完結していると思われる。
さすがに地元のKBSは番宣を流していたが。
出演者の京都弁に破綻はなかった。主人公の中の人は高槻出身だし、収録に原作者が立ち会って方言指導したからだそうだ。
ところで「うか様」こと宇迦之御魂大神は桑島法子、やはり死ぬのだろうか、いや、神様殺したらマズイでしょ。

あの歌この歌(その20)

「進撃の巨人」第一期OPの「紅蓮の弓矢」、4月の放送開始でワンコーラスしか発表されず、7月の発売までのどこかで発表されると言われていたが、6月半ばに渋谷の街中で公開、当然、リンホラのファンが殺到して現場が大騒ぎになった。
更に大騒ぎになったのは、一番と二番のメロディーがサビ以外全く違ったこと。イェーガーの連呼直前までは一番と同じメロディーでも構わなかったはずだが、プログレッシヴ・ロックに傾倒したRevo氏ならこういうことをやりかねない。

昔の曲なんて、二番が殆ど無い曲もあったんだから
天使の誘惑(1968)
(一番)AABA(間奏=Aのインスト)(二番)BA
ブルー・ライト・ヨコハマ(1969)
(一番)AA’BA(間奏=A’のインスト)(二番)BA
夢の途中(1982)
(一番)AB(二番)ABB’(三番)ABB’
(追加します)

アニメソングは90秒で表現するものという意見もあるが
ラムのラブソング(1981)
(一番)ABCA(間奏=Bのインスト)(二番)CA
なんてのもあったんだけどね。

そんなことより、ケンカしないように

佐藤秀峰先生が漫画を書かないひとに訴えた発言集。

その1 「まだ描いたことがないので、描けるようになるためにここに勉強しに来たんです。」

その2 「イラストなら描いたことがあります!」

その3 「そもそも漫画を描けるというこということ自体、特殊能力なんですよ。映画で言えば、監督と脚本と役者と美術と照明とか、いろいろ全部一人でやるようなもんじゃないですか。だから、描けないのが普通なんです」

その4 「読み切りのネタが思いつかないんですよね。自分は短編向きじゃないって言うか、長編の構想ならあるんですけどね」

その5 「漫画はいっぱい読んでるし、見る目は結構あるんですよ。目は肥えてるんで、つまんないって分かってる漫画は描けないって言うか、傑作が思いつけばすぐ描くんですけど」

その6 「いい編集者が担当になれば描けるんですけどね。今の担当がヘボだから描けないんですよ」

その7 「僕は傑作しか描かないんです。一生に一本傑作が描ければいい。あなたみたいに粗末な漫画を量産する漫画家は軽蔑しますね」

その8 「普通に働いてたら、描く時間って無いじゃないですか。」

その9 「漫画はただ描いても意味なんかないんですよ。雑誌に掲載される物しか描きたくないので、雑誌の傾向とか編集者の好みとかをよく調べないと」

その10 「今、ネームの構想中です」

書きたい人はまず書けということだ。ある意味当然である。
あなたの場合は編集者とケンカしないほうが大事だが。

この人には経済がわからないんだろうな

佐藤秀峰氏といえば、色々とゴネるので有名な漫画家であるが、「ブラック・ジャックによろしく」を絶版、回収、断裁にすることにした

本人は講談社側からの持ち込み企画で面白くなかったのだろう。結局、小学館に戻って続編「新ブラック・ジャックによろしく」を書くことになるのだから。
「編集長のはんこ突いてもってきやがった」と憤るが、別に書留が来た時に押す個人印ではないだろうし、社名、職掌、氏名と入った印なんだろう。
正規ルートの版権事業推進部まで話を回すと、またこじれるので、モーニング編集長が自分止まりで話をつけたんだろう。

もっとも、WEBで全話公開するんで、ヤミに消えてゆくわけではないが、在庫の回収、断裁費用は誰が持つんだろうか。まあ、言い出しっぺの佐藤先生が持つのが当然だと思うが、案外、「損切り」覚悟で講談社が持つんだろうなあ。

これは質を違うな

少年サンデーの編集者が「読み切り」なんていらねえやと発言した。

全ての漫画家はまず読み切りからスタートするものじゃないの?かつて、少女漫画誌や月刊誌(妹の「なかよし」をよく盗み見したものだ)読み切りが多かったりするけれど。
速攻、森川ジョージ、いしかわじゅん、須賀原洋行といったお歴々から集中砲火を食らった。
小学館ではまんがの編集部は左遷人事なんだろうか。浦沢直樹先生と組んで、というより「20世紀少年」のように、編集者を辞めて構成を担当するようになった長崎さんでも、週刊ポストの編集に回っていたのだから、単なるジョブローテーションじゃないの?

ところで森川ジョージ先生、いつまで「一歩」は続くんですか。宮田と対戦させないのはそれで連載が終わるからですか。

3月のライオン (6) 後編

新人王戦新人戦決勝の前夜、零は川本家で夕食をいただいている。決勝が関西将棋会館だから前夜に大阪入りせねばならなのに、6月のすでに月が出ている夜、悠長に食事をしているヒマはあるのだろうか。月島から東京駅に移動せねばならないのに。まあ、まだモモが入浴していないので午後7時前か、その割には6月で夜なんだが。
胃痛に悩むひなた、彼女に勝ってくると約束して大阪入りする零。普通は近くのホテルに宿泊(かつてはホテルプラザが多かった、今はホテル阪神かウェスティンホテルか梅田周辺か)する

翌朝、目覚めた零は将棋会館の向かい側のローソンへ。食事を調達中の零に他の棋士の「山崎先輩は正しく戦ったんだよな」の会話に怒りを燃やす零。対局相手の山崎五段は新人戦を四度制しており、今回優勝すれば永世新人王?(それは名誉あるものなのか)とまで呼ばれている。零とは順位戦では同じC1組であるが、大所帯で総当たりではないので、お互い初顔合わせなんだろう。同じ五段どうしで零が大阪に行っているのは(ひなたが上洛するからとさもしいことは言わない、そこ)山崎五段のほうが格上(少なくとも年上)なんだろう。

新人戦準決勝では、読みの弱さ故に、有利な将棋を千日手~指し直し局と体力勝負に持ち込み、二海堂五段は対局中に倒れて入院(実際ならば済生会病院か住友病院か?)してしまった。

決勝戦も山崎は振り穴に組んで長期戦に持ち込むが、零は相振りではなく居飛車左美濃に組む。盤上、暴走気味に指そうとするが、二海堂の顔を思い出してじっくり指して、山崎に勝利する。
翌日の正午過ぎ、関西将棋会館を退去しようとする零、ちょうど昼食休憩中の横溝七段が胃薬を持っているのに出会う。居場所のないひなたは一人っきりじゃないかと気づいた零、その胃薬をもらって新京極に向かう。
目の前に新大阪に向かうJRの線路があるが、この線路には駅がない。福島~大阪~新大阪と出て、京都まで新幹線で行こうとするが、乗り換えても、京都駅到着はほぼ同時だ。新京極ならタクシーで梅田に出て阪急で行くのが普通だろう。あるいは淀屋橋か中の島に出て京阪で四条に行くかだろう。

新京極に着いても、ひなたと同じ制服の少女はいるが、ひなたはいそうにない。いつものように川沿いにいるんじゃないか、じゃあ、鴨川だ。右岸(西側)は二人連れが分子間力が働くように一定間隔で並んでいるから左岸(東側)だろうと急ぐ、木屋町通を越え(反対側に新福菜館本店が見える、市バスはノンステップ車ではなく、少々古い前後ドア車だ)、鴨川を渡り(やはり南座が見える)、鴨川左岸へ。そこにぽつねんとひなたがいた。
胃薬を持ってきたと言ったら、抱きつくひなた。

3月のライオン (6) 前編

ひなたをいじめたやつをなんとかしたい零、学校に行けなくなったら教育費を出そうとかお馬鹿な考えしかでてこない零に、林田先生は呆れながらも、いじめの解決策なんて星の数もあると諭す。

一方、ひなたの憧れの高橋くんは、昼休みに彼女を引っ張り出してキャッチボールをさせる。男子らしい解決策であるが、仲間がいると周囲に示せられる。いじめられて心を病んで新潟に行った友人のことも覚えてくれている。
これに対して、いじめグループは机に「ビッチ」と書きこむが、高橋くんはいじめグループを一緒に誘ってみるが、逃げてしまう。
翌朝、黒板に「ビッチ」と書かれて底へ担任の教師が入ってきて、事なかれ主義の彼女にひなたは大暴れしてしまう。
これを相談した零に対して、林田先生がぶちきれてしまう。
そんな中、ひなたは修学旅行で上洛する。参加しないと、存在を消されてしまうからだ。

一方、新人戦の準決勝、零は蜂谷五段と対戦、勝利するも蜂谷の自己中に辟易するが、所詮、零だって同じじゃないかとスミス六段にたしなめられる。
ところで蜂谷五段は「東のイライラ王子」と呼ばれているが、関東の棋士どうしってのは交流がないんだろうか。

3月のライオン(5)後編

夏の新商品を考える三日月堂の面々、ひなはいつものように絵におこしているが、どうも元気が無い。
翌日、夕食食べにおいでと呼ばれた零、そこに帰宅したひなたの靴は左右バラバラ。

3年になってから、クラス内でいじめが始まった。その理不尽さと小学生からの仲良しということで、いじめに加担しなかった。担任は我関せずで、いじめはますます悪化して彼女は精神を病み、新潟へと転居していった。
こうなるといじめの対象はひなたに移ってくる。小学生の時からずっと孤立していた零にはその気持ちが痛いほどよく判る。自分が守るしかないと誓う零であった。

3月のライオン(5)前編

もう6巻も出て久しいのに、5巻をまだまとめてなかったよう。と、いうわけで。

天童将棋まつりに島田八段と同行する零、天童駅に人っ子ひとりいないって、大丈夫か山形新幹線。名物の人間将棋(とんねるずのジャイアント将棋ではない)も室内で行われ、百面指し、集落起こしのために将棋クラブを作った島田八段とそれを支える地元の人達、そこに人間一人では生きて行けないと思う零。一方、月島では新商品の開発に余念がなく、その中で零が戻ってくる。

そして新学期、クラス替えでも零の居場所はない。おまけに林田先生ともクラスが別れた。相変わらず一人の零に林田先生は自分の担任の生徒を置いてまで、零に将棋部を作って仲間をつくろう(本当は零が指導してくれるから)と持ちかけるが、誰も来ない。やむを得ず科学部に行くが、ここも部員が一人足りない状態。では零を入部させればどうかということで話がまとまる。

同じ頃、名人戦である。隈倉九段(この世界では藤本が棋竜、柳原が棋匠のタイトルホルダーで残り五冠は全て宗谷のものであるから、タイトル3期獲得よりも八段昇段後250勝した可能性が高い)はケーキ3個一気食いで有名である。脳内にブドウ糖を叩き込むためであるが、宗谷に至っては砂糖の代わりにブドウ糖を紅茶に入れている。
ここは頂点レベルの棋士ゆえのハイレベルな戦い、隈倉九段のモデルになりそうな棋士はいない、佐藤康光や森内俊之とはイメージが違いすぎるが、お互いにお互いが相手のことをブン回しても壊れないおもちゃと思っているような気がする。

両者3勝3敗で迎えた箱根での第七局(陣屋ではないんだね)、零に絡む二海堂、いつしか検討の場で口論となり、柳原につまみ出されそうになる。
その後島田八段が、獅子王戦の後、抜け殻のようになっているとからかう棋士に対して、入室してきた後藤九段が「タイトル戦も経験してない人間がいうことではない、一旦バラバラに壊して、そこから勝ちだすんだ」と言い放つ。零には香子を傷つけるのも後藤、島田をかばうのも後藤、どう対応していいのかわからない。
その後後藤は妻の入院している病院にいこうとすると、そこには香子が仁王立ち。化粧品を見繕ってもらって病院へ。妻は目を開けることさえ無い。その後自宅へ。そこにはクリーニング店の引換証を抜き取って洗濯物を引き取ってきた香子が。追い返そうとするが入り込んでしまう。やむなく腕を縛っておく後藤。

一方、名人戦のほうは、隈倉有利と見えたが、宗谷の妙手で隈倉投了で宗谷名人位防衛。翌朝朝イチのロマンスカーで隈倉九段は帰京、ただし、旅館の壁を蹴り飛ばし、穴を開けていた。

あの歌この歌 (その13)

知らぬ人はいないだろう、アンパンマンのテーマ、「アンパンマンマーチ」である。
震災直後にNHKがヘビーローテーションを行ったのも有名になった。アニソンNGのFM802ならどう対処しただろうか。うちは13歳~24歳限定と突き放しただろうか。



だが、テレビで流れるのは二番である。一番は
だれのために うまれて
なにをして いきるのか
こたえられない なんて
そんなのは いやだ
である。

1945年4月12日、百里原海軍航空隊の九七式艦上攻撃機6機が沖縄上陸支援艦隊に特攻を行った。
指揮官は西森秀夫大尉、特攻戦死をした予備士官の中で最先任(9期)である。
平時に操縦訓練をしていたクラス故か、飛び立つ前に「何のために 生まれてきたか わからない」と周囲に漏らして飛び立っていったそうだ(引用:最後の雷撃隊より)。
やなせたかし先生の弟も予備士官で戦死されている。海軍の飛行士官でも、回天の戦死者にも名前がないので、陸軍なのかもしれない。

ときは はやく すぎる
ひかる ほしは きえる

やなせ先生の20代前半で人生を終えざるを得なかった青年たちに対する想いが吹き出す。道連れは要らない、愛と勇気だけを乗せて死に赴いていった彼らへの弔いを込めて。

よいこのみんなは実のお兄ちゃんとせっくすしたらだめだぞ

東京都のえろまんが規制条例に対してのこうの史代先生の抗議のイラストからの発言です。

来年の東京アニメフェアに、講談社、集英社、小学館の御三家が不参加を決めました。すでに角川書店が先に不参加を決めてます。もちろん主催者が東京都で、あの知事と衝突するからでしょう。

何を以てエロというのかが問題です。18歳未満の水着もだめですか?着衣写真でも劣情を催すこともありましょうが。そんなに問題にしたければ、年末のコミケ開催中に、警視庁を投入して全ての同人誌をチェックして、参加サークルも買いに来た客も一網打尽に逮捕したらどうですか。23区内の留置場から逮捕者があふれかえってマスコミへの良いネタになりますぞ。いや、彼らも休暇取りたいから困るか。

さてその石原都知事、橋下徹の大阪都、きゃーむらたかしの中京都に対して「応援しない、都は首都、首都は東京だけだから」と発言、先の二人の発想も妄想レベルだが、慎太郎も肝っ玉が小さい。

三月のライオン(4) 後編

早くもカド番に追い込まれた島田八段、零も同行して上洛する。どうして新幹線を降りて烏丸口に出るんだろうか。通路わかりにくいし、普通はそのまま外に出て八条口からタクシーに乗るものだが。

対局場所はお寺さんではなく、京都第二ホテル、どうみてもホテルオークラ、というよりも二昔前、15階建てに建て替えで大揉めに揉めた京都ホテルです。向かい側に京都市役所がそびえてますから。
会場設営に神宮寺会長まで来ておられます。本物の会長は、前日の朝から会場入りはしないでしょう。夕方まで島田八段を寝かせて、コンビニを探す零、南へ一筋下がればampm、反対側にはセブンイレブンが、北へ上がればヤマザキデイリーストアがあるって。本は南へ下がればコンビニでなくても本屋があるって。

会長は銀閣の近くに住んでいる宗谷獅子王をつれてくると言う、耳の遠い祖母との二人暮らしで電話にでない可能性があるからだ。知ってりゃタクシーか市バスで来るだろうな。
実際、銀閣の近くって本当に静かですよ。住宅街や学生下宿(京大の工学部や理学部だと徒歩10分、教養だと20分ぐらい、実際はチャリンコ移動なのでもっと早いかも)ばかりなので。

夕方、島田八段も出てきて盤駒検分の後、前夜祭が始まる。昨日から何も食べていないのに。花束贈呈の後、宗谷は島田に耳打ち、あとは自分がいれば大丈夫と塩を送られたようなものか。零は宿泊の員数に入ってないので、ネットカフェ(三条まで下がればありそう)に泊まろうとするが、副立会人になっている三角六段(ということは宗谷や島田と同門ではないということか)のもとへ行かされる。
もっともスミスは、自分の拾い猫がなつかず、預け先の方になついていることに落胆して,夜の街へ消えてゆく。歩いて10分で先斗町だって。ただし、一見さんお断りの店(入ったことあります、届け物ですが)が多いけれど。

一日目の夜、ふと気づいた島田は山形で畑を耕している、そこには5年前に別れた彼女、そして二人の間にできた娘。そう、三段リーグを突破できずに山形に帰ったのだ。
幸せなんかどこにいたって探せるものなんだ、精一杯生きていればそれでいいんだよで、目が覚めた。
    棋士になれずに故郷へ帰っての幸せ、それともタイトル戦に挑める幸せ、
あるいは棋士になれずにウジウジとする悪夢、それとも4タテを喰らって悪夢、
どちらが悪夢か、少なくとも自分には勝つ機会があるのだ。

大盤解説会、正立会人の辻井九段がインフルエンザでよもやの追放で零も駆り出される。
囲いきる前での多少無理気味の島田の攻め、詰めろを連発するが、宗谷の歩打ち~飛車打ちの王手で逆転、島田玉は受け無しに追い込まれる。
圧倒的な実力差だと大盤解説の藤本棋竜にすごまれるが、起死回生の一手7九角を指摘して控え室に駆け込む零。
が、その時すでに島田八段は投了していた。
「君は僕を信用し過ぎだ」、感想戦での宗谷の一言、闇の中に一瞬垣間見えていたはずの閃光のような活路は再び、そして永遠に閉ざされた。
打ち上げもあるし、どうやら午後早くに終局したんだね。その日の夜の新幹線で帰京する二人。眠りこける島田の顔には、「嵐の向こう」にあるものはさらに激しい嵐しか無いことを物語るのであった。


三月のライオン(4) 中編

春が来た。千駄木の島田研、C1昇級を決めた二階堂と、とても38に思えない重田(五段か六段?)がまたやりあっている。長編詰将棋を二人に渡して落ち着かせる島田八段は零にも問いてみるが、その局面がすでによくないと返す。
これを見た島田は翌日零に一人できてくれと言う。

翌日、1対1で指す二人。島田八段、そう、A級棋士の思考が零に流れ込んでくる。翌日、島田八段は徳島(大塚の美術館か)へ旅立つ。
そして終業式、がんばったじゃないかと言う担任の林田先生、相変わらず真っ向から斬り込んでこられるのが苦手な零。
そして春休み、獅子王戦第三局が始まる。零の部屋にはパソコンが無いようで、携帯電話で指し手を見ている。名人戦(看板コンテンツを無料で見せられるかというセコさ、また別ネタで書きます)ではないので、無料で対局中継が見られるはずなんだけど。そんな中、ひなとモモが入ってくる。香子の正体は何だと聞いてくる。義姉だと答える零(本当にそうだが)。でも姉弟の匂いがしてこないから零は家を出たのだとあかりさんは思うのであった。
そして第三局、島田八段 投了。

その島田八段、山形に生まれ、小2で村中敵なし、小3でバスで街中の将棋道場へ。そして大内九段(実在します)の門下で奨励会入り。月に2度の対局の交通費は大変だっただろう。2008年の設定で38なら(羽生名人と同い年ならば)十代半ばというと80年代半ば、夜行バスも山形新幹線もなかったころだ。天童に垂れ幕があると後で出てくるからだ。ということは夜行列車か。
三段リーグは87年4月の創設(第1期で監修の先崎八段が通過している)からそれ以前の四段昇段は楽だったのか?
そんなはずはない。羽生、佐藤、森内と化物が通過していくからだ。
そして、胃痛と期待と恩の痛みをA級八段になった今も抱えているのだ
1対1で研究する島田と零。先に零が指摘した気持ち悪さ、同じことをしてきたのは宗谷名人であったとのこと。

宗谷名人、タイトルを抱えているのでめったに将棋会館に現れないとのこと(後で出てくるが関西所属らしいので、用があればなるだけ関西将棋会館で済ませるだろうから、東京の将棋会館に出てくることはまして少ないだろう)。
まるで「しらさぎ」か「はくつる」(これじゃあ特急列車だって)、天才にしてサボらない、どんなに登りつめても決してゆるまず自分を過信する事がない。
でも、抜けそうに無くても努力しないといけないんだ。

二回で終わりませんでした。続きは連休中に。

三月のライオン(4) 前編

駒込は千駄木、谷根千の「千」、江戸城北側の丘陵地でバブルの再開発をまぬがれたあたり(六本木、麻布あたりも同様の地形だが、90年代以降土地形状が変えられてしまった)である。
そんな千駄木の一軒の家の一室に島田八段の研究会の会場がある。

研究会はプロ棋士の研究と実戦練習の場、古くは島六段が羽生、佐藤、森内とキラ星のごときメンバーを連ねた島研というのが存在した。現在でも渡辺竜王らのブログ研などがある。人数は4人か6人である。いうまでもなく奇数では誰か余りが出てしまうからである。零が加入して島田研は4人になったということはそれまではいかに非効率であったのだろうか。
それぞれが自分の手を最善と討論するうちに熱くなりすぎて島田八段が腹痛に倒れるのであった。なおも論戦を繰り返す零と二海堂だが、水に潜る鳥に論戦も止まるのであった。

数日後、獅子王戦第一局の行われる都心のホテル(たぶん椿山荘だろう)に零の姿があった。気をはらないように二海堂が呼んだのだ。そして、自分たちがタイトル戦に出る時のために。
義父に義姉のことを聞かれるが本当のこと(後藤九段のストーカー)は言えずに外に出る零、そこに宗谷名人がいた。38ながらまるで少年の様、中三で四段昇進し、21歳で名人位獲得(ということは毎年順位戦を昇級しているということだ)、その後七冠完全制覇(同時かどうかは分からない)。そして彼には存在の気配がない。悪魔っていうのはああいう顔をしているんだろうね。

当然のごとく第一局は宗谷獅子王の勝利、そんな中、香子が現れる。カードを止められたことをなじる。そこにいなりずしの折重を持って現れる川本三姉妹、モモには「まじょ」と呼ばれてしまう香子、そしてひなは知らなかった零の横顔を見るのであった。
お日様の高いうちに重箱の中身を食べ続け動けなくなる香子。零の部屋にいるので実家へ戻らないと電話をかけるがじ彼氏を連れてこいと実の父親に言われる香子。言える訳ないわな、相手が父の弟弟子の後藤九段だなんて。魔女ならこんな苦労はしないんだって。



20年前から今まで

20年あまり前、まだ国友やすゆき先生の作品はエロいだけでなかったころ、谷口ジロー先生が「坊ちゃんの時代」を書いていたころ、かざま鋭二先生が「Dr.タイフーン」を書いていたころ、そして「漫画アクション」の看板作品が「じゃりん子チエ」だったころ、コンテストで入賞して連載を開始した作品は、作者がスーパー勤務時代のことをネタにした「だらくやストア」だった。

数年後、次の作品は子供の目線を借りたシニカルなギャグとなった。92年にはテレビアニメ化され、年に一度の長編も恒例のものとなっている。原ディレクター時代の作品は一般作品を押しのけキネマ旬報の最優秀作品を獲得したこともある。もちろん世界中に輸出され、知らないものはいないぐらいで、キャラクターグッズの偽物が出回るぐらいである。
言うまでもなく、「クレヨンしんちゃん」である。
90年代末には、「週刊アクション」のお色気路線変更で、月刊の4コマ雑誌に移動して、現在に至っていた。

双葉社には不思議な伝説があって、70年代の「ルパン三世」、80年代の「じゃりん子チエ」、そして90年代の「クレヨンしんちゃん」と、売り上げがおかしくなると救世主が現れるというものだ。03年に一度休刊しているが、休刊直前の「夕凪の街」が評判がよく、翌年月2回発行で復刊している。

作者が宗教に帰依したといって、母は行方を消したのではないかと心配したそうだが、その宗教は自殺を禁じているそうだ。
どうやら趣味の山歩き中に景色を撮ろうとして足を踏み外して転落死したらしい。最後の一枚が壊れたデジタルカメラの中に残っていたそうだ。

テレビ朝日がワイドショーでもなかなか取り上げないのは、今後のテレビ放送をどうするのか悩んでいるからだろう。
長谷川町子先生も、藤本弘先生も、亡くなられても「サザエさん」や「ドラえもん」の放送は続いているが、作者の亡くなり方が衝撃的だったからだろうか。いや、アニメーションは別物である。そのまま放送を続行してもらいたい。それが弔いにもなるのだから。

ともあれ、臼井先生、ご冥福をお祈りいたします。

三月のライオン(3) 後編

島田八段に完膚なまでに叩きのめされた零、肉体的、精神的、双方の疲れが重なって数日間眠り続ける。で、脱水症状に。その前にのどが乾かないんだろうか。

ようやくのことで起き上がってコンビニへ、就職情報誌を買って読んでみるも資格は最低限高校卒業以上(じゃあ騎手は仕事できないね)。そもそも仕事があるだけマシか、まあ、まだ2008年の早春の話だし。

とりあえず、まず卒業と登校してみても、自分の居場所はない。自分で家を出て独立して、家賃を払って食事できればそれが大人か、ひたすら悩む零、林田先生は師匠の家に戻ればと勧めてくれるが、「でも」を繰り返すばかりの零、「でも」の後に続けられない言葉は、戻れないのは香子の(出てこないが歩も)存在だ。自分が割り込んだせいで二人を不幸にしたというトラウマが零にはある。
二海堂四段が島田八段に「どうして零を研究会に誘わないんですか」と尋ねるが、「自分で言いだしてくるしかないんだ」と返す島田八段、誰かを頼ることを覚えないとどうしようもないことをわかっているのだろう。

その島田八段と後藤九段の獅子王戦挑戦者決定決勝戦の決勝三番勝負、後手島田八段が一手損角換わりで応戦して大乱戦に。
これをネットで見た林田先生は出席日数が危ないにもかかわらず、零に将棋会館へ行かせる。まあ、伏線なんだけど。
で、対局は153手で後藤九段の勝利。将棋会館の前に現れた零に「A級ナメてんじゃねえぞ」と言って去ってゆく後藤九段。余談ながらこの一言がぐさっと突き刺さったのは渡辺竜王ではないだろうか。

しばらくのち、第二局。両者入玉の末、島田八段の勝利。二海堂四段は帰途につく島田八段に「自分のアタマをかち割ってくれたのは零だった」と語る。
ところが二人が目撃したのは香子を振り切る後藤九段、これにさらなる闘志を燃やす島田であった。
一方、林田先生のミスで出席日数が不足していることが判明した零、化学実験のある日に対局が集中していたので、実験に参加したことがないという。理科クラブにつれてゆき、実験データを千円札によく似た部長以下の面々に助けてもらう。
ここで零は一人ではどうしようもない時もある。誰かと一緒に頑張ると何とかなるときもあると、いままで川本三姉妹も頼ってきていたことに悟るのであった。

そして、三番勝負最終局を見に赴く零、すでに対局は終わり、後藤がインタビューを受けている。零の姿を見ると「後藤にらみ」をきかせる後藤。
そう、敗者は自らに負けを納得させるために落ち着き、勝者は頓死を避けるために力の限り読みぬく。将棋盤の前に疲弊して座っているのは島田八段、そう、挑戦者は彼なのだ。
一方、インタビューに「先はあるのか、宗谷獅子王はもっと強いのだから」と本音を放つ。しかし、零のいる場所よりも、彼らのいる場所は遥か遠い場所、そして無傷では決して辿り着けるわけもない世界なのだ。
頼ることの必要さを感じた零はようやく島田八段に研究会入りを頼むのであった。




三月のライオン(3) 中編

獅子王戦挑戦者決定トーナメント準決勝、さらに決勝へ向けて島田八段、後藤九段の棋譜のコピーをとる零、スミスはじぶんのことなんて眼中にないとあきれるが、そのスミスは後藤九段に挑むも完膚なまでに押しつぶされる。
揚げ句の果てに手の重さまで指摘されるスミス。飲み終えた缶コーヒーをつぶして(スチール缶を上下に潰すなんてどんな怪力だ)屑かごに蹴り入れようとするも、外してしげみの中へ、拾いに入ったところで捨て猫。こちらも勝負あった。

一方、島田八段、宗谷名人と同い年といえば38か(だからそれは羽生名人だって)、イメージとしては郷田九段か深浦王位あたりか。零はいらいらしたら負けだと攻め込むも、きっちり対応されてあえなく完敗。若気の至りか経験値不足がA級棋士をザコキャラ扱いして結局自爆。
感想戦もそこそこに将棋会館から逃げ出す羽目になる。

実は対局前に二海堂四段が連盟にきて島田八段にあっている。「零のアタマをかちわってほしい」と願う二海堂。
対局してみた島田八段にも、零が一本義(それは福井のお酒)、もとい、一本木(それは蛮、これがわかればアラフォー)、もとい、一本気ゆえの頭でっかちの素直で頑固な性格が対局にも出ているのであろう。

ああ、上中下になってしまった。小学生のころにここまで感想文が書けたら苦労しなかっただろうなあ。
銀河英雄伝説名言録


present by 田中芳樹:徳間書店「銀河英雄伝説」
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