第55期王位戦第六局

羽生四冠の3勝1持将棋1敗で木村八段をカド番に追い込んでのラスト二局はカレーハウス陣屋での対局、角換わり相腰掛け銀から一日目昼過ぎまでは落ち着いた流れだが、木村が4八飛と寄れば、羽生が3五歩と玉側から木村の右桂に揺さぶりをかけ、木村が3四歩と取り込めば2七角と打ち込み3五銀と進出したら、2八飛と戻され、角がなれば5八金と角を殺しに寄れば、羽生は玉側の金を4三に上げたところで一日目終了。
二日目、一気に局面が動く。激しい駒の取り合い。基本的に木村が攻めているが、羽生も敵陣に龍と馬がいる。木村は玉頭に歩を打って玉を釣り上げて桂馬を取りながら馬を敵陣に持ってこようとするが、それに乗じて羽生の王様は入玉するかもしれない。しかし、攻めている内に4二銀と打って、飛車の効きを封じて詰めろになっている。一旦受けねばならないが、ここで羽生は2一桂と打ち、端にも効かせたが、なんとこれが敗着、ここで4一桂と打っておけば、2一に王様が逃げることができ、後手の勝ちだったのだ。
ところが、木村には2五桂と歩の前に桂馬を捨てる手があり、これで駒を打つ空間ができて、羽生玉が詰んでしまったのだ。
依然、カド番は続く、一週間後も陣屋だ。

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