(・○・)50年

国家のプライドをへし折られた敗戦から20年、東京オリンピックに合わせて3000億円以上の費用をかけて新幹線が開業した。
当初1800億円の建設予定費用は、世界銀行=合衆国から288億円を借りても、まだ不足した(2015年10月加筆、この頃の日本の予算は1兆8000億円弱、国家予算の10%ということは安倍政権の水増し予算を例外として、福田、麻生時代を基準とすると9兆円ほど)。数年がかりとはいえ、国家予算の6分の1程も費やしたので、後年、この程度の負債は単独で返済できるくらいの利益をあげていたにも関わらず、結局、当時の負債が積もり積もって27兆円になり、破綻へと向かってしまった。
また、この開業は世界中の技術者に高速鉄道の可能性の期待をもたせ、ドイツは1971年には在来線で最高時速200km、1991年には高速新線で最高時速280kmの運転を行い、フランスは1981年に高速新線で最高時速260kmの運転を開始し、在来線への乗り入れも自由自在なので、幹線以外の所要時間も短縮し、イタリア、オーストリア、オランダ、チェコ、スペインの諸国も高速化に成功した。

ただ、技術者たちは夢を見てしまった。金さえかければ全国に新幹線を走らせることが可能というのは分かったが、金もないのに建設したいと思ってしまったのだ。
そこへ国会議員である。自民党主流、その前身の立憲政友会以来、基盤は地方の金持ちである。彼らが飛びつかない理由はない。連合艦隊でも建造する勢いの無謀な計画が立てられてしまった。

それでも民営化直後はあるもので何とかしようと頑張ったものだが、21世紀に入って弱者切り捨ての趨勢の中、やりたい放題の度合いが加速してしまった。もっとも、運輸省は民営化直前の1987年2月に新幹線を如何に建設するかなんて当時から妄想一直線だったのだが。
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