第4期女流王位戦戦第二局
予想通りの居飛車振り飛車対抗系、後手西山のゴキゲン中飛車に対して、先手加藤は超速3七銀から穴熊へ潜る。これに対して西山は6二銀~6三銀、7二玉と早囲いで、ツノ銀中飛車か右玉か銀多伝定跡かという形に組む。狙いは加藤の9筋ただ一点ってところか。
加藤は一転7筋を攻める。西山の駒は集中しているが、受け駒を攻めに使おうとしているので脆い。加藤有利になっていたが、7五銀と進めたのが緩手で差が縮まった。
西山は1四歩と突いて、飛び出した加藤の角を攻めるが、4八に引かれ、さらに8四に飛び出されて、6二の金と刺し違えて捌かれては、完全にお手伝いである。しかも西山の玉は丸裸。早見え早指しの西山が妖しい手を連発して追い詰めるが、差が開きすぎていた。
奨励会での段位差とは逆に、加藤のほうが奪取(というか奪還)に王手をかけた。この辺りは東西の奨励会での層の厚さの差なんだろうか。
加藤は一転7筋を攻める。西山の駒は集中しているが、受け駒を攻めに使おうとしているので脆い。加藤有利になっていたが、7五銀と進めたのが緩手で差が縮まった。
西山は1四歩と突いて、飛び出した加藤の角を攻めるが、4八に引かれ、さらに8四に飛び出されて、6二の金と刺し違えて捌かれては、完全にお手伝いである。しかも西山の玉は丸裸。早見え早指しの西山が妖しい手を連発して追い詰めるが、差が開きすぎていた。
奨励会での段位差とは逆に、加藤のほうが奪取(というか奪還)に王手をかけた。この辺りは東西の奨励会での層の厚さの差なんだろうか。