黄金の旅路の果てに

ステイゴールドが今年最初の種付けを行った直後に大動脈破裂で21歳で急逝した。あっという間の種牡馬暮らしだったように思えたのは、2歳から7歳一杯まで故障一つなく走り続けたからだろう。
現役時代はサッカーボーイ(小野調教師もこの2月で定年引退)の甥っ子としてデビューしたが、おじさんにも出た気性難(配合からすればステイヤーなのに、気性難でスタミナが持たなかったが、その産駒から菊花賞馬が2頭出ている)を受け継ぎ、どこへ進むかわからない、まともに曲がるかわからない(息子のオルフェーヴルもやらかしてしまった)とやらかしまくって、初勝利は6戦目の3歳5月。
その夏の900万条件戦、阿寒湖特別(この後、マンハッタンカフェ、ファインモーションらが勝ち上がり、上がり馬の街道の一つになる、ホクトスルタンがにらんでいる)を勝って、準オープンの身ながら菊花賞出走、だが、8着、メジロマックイーンは無視して黙々と草を食んでいる。自己条件、格上挑戦、また自己条件と3連続2着、続くG3のダイヤモンドステークスもまた2着でオープンに駆け上がり、春の天皇賞は同期のメジロブライトの2着、宝塚記念はこれまた同期のサイレンススズカの2着、秋の天皇賞はオフサイドトラップの2着のシルバーコレクター、この頃すでによしだみほにネタにされているし、ステイインフロントオブゴールドとか言われていた。
が、サイレンススズカが亡くなったのが堪えたのかもしれないが、次の2着は翌99年の秋の天皇賞まで無く、この間3着が4回あった。
翌2000年、すでに6歳になったが、2-3-2-4と勝ち切れないのは相変わらず、クラブ法人の馬だから、会員さんは損をしないが、勝利の口取りは夢のまた夢、遂に鞍上を熊沢から武豊に変更、ダービー前日の雨の中、2年8ヶ月ぶりの勝利をものにするのである。だが、この年は燃え尽きたのか、残るレース全て4着以下だった。
7歳になった2001年、日経新春杯で2つ目の重賞(通算5勝目)を勝って、なんとドバイに向かい、シーマクラシックに挑むことになる。前年のこのレース(当時はG3、この年はG2、翌年以降G1)香港カップを制し、JC3着の(この後BCターフなどG1を4勝して欧州年度代表馬になる)ファンタスティックライトら錚々たるメンバー相手に7歳馬がどこまでやれるのやらと思いきや、勝ってしまった。
だが、国内に戻るとまた勝てず、京都大賞典では1位入線するものの、ナリタトップロードから渡辺騎手(3月から技術調教師=見習い調教師、栗東は枠が開くまで1~2年かかる)を振り落としてしまい、失格。JCターフ4着のあと、有馬記念ではなく、再度の海外、香港ヴァーズを目指す。2周め4コーナーでエクラール(翌々年にミラノのジョッキークラブ大賞典を制する)が突き放すが、これを追ってゴール前に交わしたところがゴール。50戦目で初のG1勝利を上げた。
勝ち切れない所が似ていたメジロブライト、音速の貴公子サイレンススズカ、スペシャルウィーク、エルコンドルパサー、グラスワンダーの三国志、世紀末覇王テイエムオペラオーの壁にぶつかり続けたナリタトップロードやメイショウドトウ、中距離までならオールラウンダーのアグネスデジタル、新世紀の扉を開いたジャングルポケットと世紀をまたいで数多の名馬と戦い続けてきた。売上は下降線を辿ろうとしていたが。本来、国内でG1勝ってないから引退式を開けるか微妙なんだが、JRAから逆に要請されて京都で引退式を行った。

長くなったので種牡馬暮らしと産駒は明日に続く。






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