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第65期王座戦第五局

泣いても笑ってもこの一局で決着(そこ、千日手や持将棋のケースはなんて言わない!)。
天彦八段はワインレッドの羽織で登場、甲府だから葡萄に合わせたのか。最初からわかっていたかのように横歩取りへ。豊島、広瀬、佐藤と20代の棋士の挑戦を受けているが、羽生が現在の彼らの年齢に達する前(25歳)ですでに七冠王になっていた。
羽生の右銀が3八でなく、4八へ上がり、王様は5八の中住まい玉へ。中住まい玉の両側に銀が置かれるなんて、初心者がよく似たようなことをするが、当然、全く違う。
後手の佐藤が9筋から先攻、桂香交換から2筋を攻めた羽生の飛車を圧迫し、逼塞させてしまう。だが、周囲を囲んでしまった2六香と打ったが悪手、角のほうがまだましだった上に、ここでの最善手は飛車を中原に開放してしまう3六歩だったのだ。
羽生は5五桂と打ち、1四飛と銀を食いちぎって一気に攻撃に出る。そのまま押し切ってしまった。
ほとんど形作りもできないままに佐藤が投了して、羽生が3勝2敗で23期目の王座防衛を果たした。

これも時代の流れなんだろうか

日本将棋連盟とマイナビは週刊将棋の発行を2016年3月いっぱいで終了し、廃刊すると発表した。マイナビも面倒くさかっただろうし、同じ頃ゲーム攻略本の出版社だったソフトバンクはIT企業になっているし(日本テレコムをご存知?)。米長時代以来、IT化を進めており、棋譜入力さえタブレットで入力する棋戦も増加している。日本将棋連盟のHPもこの手の組織にしては充実している。
名人戦と女流王将戦以外のタイトル戦以外の指し手は全てサイト上で確認可能だし、名人戦は毎日新聞が全て掲載してくれる(朝日、しっかりしろよ)。
女流王将戦はCSでないと見れないのがどちらにせよ変わりないが。ネット弱者への対応が問題になってくるだろう(また爺さんが多いし)。
え、名人戦結果速報のほうが月540円と安価だって?別にC2の対局まで見たくないし、A級最終局(今更ニコ生に加入するのはちょっと・・・)や名人戦七番勝負さえ無料で見せてくれれば・・・。

第28期竜王戦第一局

渡辺明が竜王戦七番勝負に帰ってきた。昨年、糸谷が森内から竜王位を奪取したのは金沢郊外だったが、今回は富山の宇奈月、別に新幹線ができたから対局を誘致したわけではない。大正力が富山県出身というのが最大の要因だろう。
先手渡辺の横歩取りから糸谷が角交換を行ってから1筋を突き込す。1日目の午後は両者中住まいの玉を8筋方面へ移動させる。糸谷が8四の飛車を3筋に回して3六の歩をかすめ取って駒損を回復すると、渡辺は4六歩~4七銀~5六角と左右ににらみをきかせ、糸谷の飛車は8五へ飛ばされて一日目終了。
糸谷は渡辺の角を自陣内に追いやったが、右辺ににらみを効かされている。6二に自陣角を打つ勝負手を放つが、渡辺は3筋を攻めてゆく。金桂を取り合い、飛車角交換から渡辺が銀香両取りに敵陣に飛車を打ち込むが、これが緩手、だが、飛車を成って香車をとった段階では後手玉に詰みまであるのでまだまだ先手有利なようである。
暴発気味に糸谷が渡辺陣に食いついてゆく。指し切れると見て、対応する渡辺。ここで糸谷は銀取りに8五桂と打つ。これを渡辺は逃げずに放置して銀桂交換させてしまう。ここで糸谷の逼塞していた角が3五に飛び出す。この段階でほぼ互角になっている。すでに美濃囲いになっている糸谷の囲いに着々と網を絞る渡辺、一方、不細工ながら渡辺陣にベタベタと駒を貼ってゆく糸谷。ついに渡辺玉に王手がかかり、追い出される。渡辺も糸谷玉に詰めろをかけるが、解除され、逆に詰めろをかけられてしまう。ここで糸谷の9二桂が緩手。渡辺の反撃を浴び、逼塞していた飛車が8九に回って糸谷玉をにらむ位置に来る。が、糸谷の馬で8四の銀をとってしまえば、渡辺は攻めようがない。ここで投了。糸谷が先勝した。

第57回奨励会三段リーグ  最終戦まで

17回戦終了時点で他力でも昇段の可能性のあるのは
 高野 三段 12勝4敗(順位 2位)
 近藤 三段 12勝4敗(順位 4位)
 石川泰三段 12勝4敗(順位11位)
 関矢 三段 11勝5敗(順位14位)
までである。自力の可能性があるのは高野、近藤だけである。ふたりとも次点を持ってるので、フリークラスなら昇段は可能だろうが。18回戦で近藤と石川の直接対決があるので、高野にマジック1が灯っている。さて、午前の18回戦、高野が敗れる。さらに直接対決を制したのは石川であった。さらに関矢三段も勝利して他力の目を残した。これで
 石川泰三段 13勝4敗
 高野 三段 12勝5敗
 近藤 三段 12勝5敗
 関矢 三段 12勝5敗
となり、石川高野の両三段は午後の対局に勝てば自力昇段となる。
ところが午後は逆の目が出る。石川三段が谷合三段に、関矢三段は三段にそれぞれ敗れてしまう。逆に高野三段は都成三段に、近藤三段は黒田三段に勝利し、差し返しで四段昇段を決めた。やはり、次点とはいえ、昇段争いに参加していたのは最後の最後で大きかったか。

第56期王位戦第五局

角交換から相腰掛け銀、快調に攻める広瀬だが、そっぽの金を取りに行ってその金を攻めの土台の金に並べて守らなければならないハメになる変調。結局羽生に攻め潰されて投了。
4勝1敗で羽生が防衛した。20代(魔王渡辺は30を超えている)には羽生の壁は本当に分厚すぎるのか。
康光や森内、いや、郷田、丸山、藤井ですら化け物だったんじゃないか。

第57回奨励会三段リーグ  17回戦まで

15回戦終了時までは
 高野 三段 12勝3敗(順位 2位)
 近藤 三段 11勝3敗(順位 4位)
 関矢 三段 11勝3敗(順位14位)
 石川泰三段 10勝4敗(順位11位)
 渡辺 三段 10勝4敗(順位16位)
であり、高野三段にはマジック3、順位の関係で近藤三段にマジック4が灯っている。
午前の16回戦、高野は抜け番、近藤、石川は勝利するが、関矢、渡辺は敗れてしまう。この段階で
 高野 三段 12勝3敗
 近藤 三段 12勝3敗
 石川泰三段 11勝4敗
 関矢 三段 11勝4敗
 渡辺 三段 10勝5敗
となった。この段階で石川が三番手に浮上する。午後の17回戦、高野が順位33位の黒川に敗れてしまう。近藤も昇段争いに毎度のように絡んでいた谷合に、関矢、渡辺は連敗してしまい、勝利を上げたのは石川だけだった。これで上位は
 高野 三段 12勝4敗(順位 2位)
 近藤 三段 12勝4敗(順位 4位)
 石川泰三段 12勝4敗(順位11位)
 関矢 三段 11勝5敗(順位14位)
 渡辺 三段 10勝6敗(順位16位)
となり、12勝4敗で3人が並んだ。もっとも、順位の差で高野、近藤の両三段は連勝すれば自力で四段昇段できる。また、渡辺三段の昇段の可能性は消えた。

第56期王位戦第三局

羽生連勝で迎えた第三局、横歩取りから後手の羽生が桂馬の高飛びを行ったのだが、桂馬をとってしまうと香車をとりながら角が成りこんでしまうので、取れず、結局桂交換になり、第二次の駒組みが始まる。
再度開戦して、羽生あった王的有利になる。広瀬は傍目からは自棄としか思えない馬取りに自陣飛車を放つが、羽生が馬に紐をつけて飛車取りに銀を打ったところで大逆転、羽生の王様が飛車筋に引きずり出されて、投了、広瀬が必つ星を返した。

第8期マイナビオープン第四局

先手上田の角換わり振り飛車から向かい飛車に、加藤が中央から動こうとして上田が銀を4六に上げて備えた瞬間に6五桂とはねて桂交換、さらに角を打って成って、上田の銀にプレッシャーをかけ、加藤は金を打ってさばいた上田の飛車を仕留めるが、これはやり過ぎ、上田に1筋から攻められてしまう。銀冠の銀を捨てて収拾を計るが、有利を相当失ってしまう。
が。4四香と打って銀をほぼ殺す。ここで上田に2五歩と玉頭へ迫り、2九桂と打って、守っておけば、後手玉は詰んだかもしれない。上田は加藤の飛車に見向きもせず、陣内深く入り込み、加藤玉を受け無しに追い込むが、そこから加藤の攻めが始まり、上田玉を詰みに切って捨てて詰ましてしまう。

加藤が3勝1敗で防衛を果たしたようなものだが、去年は王座決定戦みたいなものだったので、初防衛のようなものである。

第69期名人戦第一局

羽生名人に行方八段が挑戦する七番勝負、相矢倉だったのだが、先手行方が飛車を6筋へ回して7六金と浮き上がったところで、羽生が八蔵を崩して4三金右と上がった。形は悪いが、もちろん中央が分厚くなるのである。そのまま受け潰してしまい、2日目の午後には行方が投了、わずか60手、名人戦史上最短の手数での投了となった。

第8期マイナビオープン第一局

加藤女王に上田さん団が挑戦するカレーハウス陣屋での第一局。振り飛車党の上田だが、互いに角道と飛車先を突いて横歩取りへ。両者中住まい玉に構え、上田は6二銀~5一金と従来の囲い、加藤は7筋と3筋に金を上がるこちらも従来からの囲い。左銀を上げてゆく上田に対して、飛車を引いてから敵陣に角を打ち、馬を作る加藤。5五歩と飛車の横利きを狙う手だったが、ここは金を上げ、飛車を引いて、馬を殺す手があったのだ。これに対して2筋に歩を合わせて打って加藤は局面打開を測ったが、上田の8八歩の叩きに、7七桂と応じてしまう。だが、悪手は咎めなければ悪手にならない。上田は8九歩成と成ってしまう。加藤は狙われた金を8七へ交わして優位を築き、そのまま投了まで持っていった。

一番長い日のはずが・・・

去年は静岡で行われたが、今年は例年通りの千駄ヶ谷の将棋会館で行われるA級順位戦9回戦、たまには福島の関西将棋会館ですれば盛り上がると思うが、A級棋士のほとんどが首都圏在住だからねえ。
8回戦まで行方八段と久保九段が6勝2敗と勝てばプレーオフの権利獲得、渡辺王将と広瀬八段が5勝3敗と他力でチャンスありという状態であった。一方、8連敗ですでに陥落が決定している阿久津八段の他に、森内九段(十八世名人)と三浦九段が3勝5敗で順位8位と順位6位の三浦より下位にいるので、森内と三浦がふたりとも勝って郷田が負けたら順位差で降級の危機がある状態で、無関係なのは康光九段と深浦九段のみである。しかもこの両者が対局をする、そして最後まで対局をしていたのであった、終局は26時9分であった。

夕食休憩前から有利になっていた渡辺が久保の石田流を倒して21時39分に6勝目を上げ、久保と並んだ。行方が負ければプレーオフだ。
日付変わっての24時33分、森内が行方を下して4勝目を上げて自力残留を決める。行方も6勝3敗となり、この段階で3人のプレーオフが確定した。24時49分、郷田が阿久津を下して5勝目をあげ、残留を決めた。阿久津は9連敗で陥落、三浦はこの段階で陥落が確定した。自分の陥落を知らずに三浦は戦ったが、25時25分投了、この瞬間、広瀬も6勝3敗となって、4者のプレーオフが決定した。
4人なら、トーナメントにすべきではないかと思うが、順位下位からの勝ち抜きになるパラマス式トーナメントとなっているのが謎なのである。

第40期棋王戦第二局

もう一ヶ月遅ければ新幹線で移動できるが、ここ数年の第二局は2月下旬の金沢に固定されていては致し方がない。
先手羽生の飛先突かずの相矢倉、先手3七銀から飛車先をつかないまま4六銀と上がってゆく。後手に4五歩と形を決めさせてから銀を引いて4筋に飛車を回す。後手の渡辺も4四の空間に右銀を上げ、飛車を5筋へ回す。
が、先手構わず4筋を突いて銀を上げ、4五銀と突っ込んでゆく、後手の6四角の効きが直通してしまうのに。で、1九角成と香車を取って成り込む。
先手構わず4四銀と取り込んで銀交換のあと、秘しゃ金の割り打ちに4一銀から金銀交換、4六角と成角を消しに行き、飛車が4六に上がって交換したところで後手は2四角、3筋の一歩を犠牲にして飛車を3筋に逃す。
ここで矢倉の急所攻めの6九銀、金銀交換で羽生の囲いを弱くした後、4六歩と垂らす。成れればものすごい拠点になる。5七金と受けようが、4七銀と飛車取りに打ち込む。3八銀不成から両者一本道で先手は金で角を、後手は銀で飛車を取り切る。先手、金を釣り上げて飛車金両取りも、後手は金を取りにゆき、先手は飛車を取って王手も、取られてしまえば後続手段はない、逆に王様の逃げ道が出来てしまっている。
両者飛車を打ち合い、先手は4二飛車成りと銀を取って、6四角の王手龍両取りを目指すが、5五歩と打って遮断されてしまう。これで勝負あった。渡辺が5七金と打って羽生投了。もちろん、この金は取れない。取れば玉が素抜かれる。じっくり構えあったところのない一局で、両者の持ち時間は1時間以上余していた。これから終盤だと思って見たら、もう投了していたんだから。

第64期王将戦第四局

後手の渡辺が角道を開けたまま四間飛車に。美濃囲いに組んだ直後に8八角成と角交換に出る。郷田が2筋を交換したところで一日目終了。
封じ手から渡辺が3筋から攻め、郷田は飛車を成り込んでから自陣に引く。渡辺は角も切って飛車を成り込んで攻めるが、不利と察したのかここから千日手含みで指しているが、郷田は打開して攻め込み、2枚のと金を作る。
郷田のと金攻めに最後は形も作れぬままの一方的な形になって渡辺投了。2勝2敗のタイに持ち込んだ。大局観に無理があったのか。

第56回三段リーグ  17回戦まで  

前回、15回線までの上位は
 青嶋三段(順位 5位) 13勝2敗    
 梶浦三段(順位 8位) 10勝4敗
 近藤三段(順位18位) 10勝4敗  
 甲斐三段(順位 6位)  9勝5敗 
 杉本三段(順位 9位)  9勝5敗
 高野三段(順位11位)  9勝5敗 
石川優三段(順位13位)  9勝5敗
 黒田三段(順位33位)  9勝5敗
であった。全員の勝率が5割と仮定して、青嶋三段が昇段できないのは、3連敗して、梶浦三段、近藤三段がともに4連勝する場合だけであり、昇段確率は2048分の2047ということになる。
しかも16回戦の相手は最初連勝した後、12連敗中の菅野三段、勢いから言って勝ったも同然と言えない勝負の世界だが、午後が抜け番の川崎三段が、午後早々に「目の前で昇段されて」(しかも杉本三段に敗れている)とツイートしたことで、青嶋三段が勝利し、四段昇段を決めた。もっとも、4敗組の梶浦、近藤、両三段も敗れているので、いずれにせよ青嶋四段昇段は確定していたのだが。
5敗組では前述した杉本の他、高野、石川(優太)、黒田の各三段が勝利したが、甲斐三段は敗れて一歩後退。
午前の対局終了段階で
 梶浦三段(順位 8位) 10勝5敗
 近藤三段(順位18位) 10勝5敗  
 杉本三段(順位 9位) 10勝5敗
 高野三段(順位11位) 10勝5敗 
石川優三段(順位13位) 10勝5敗
 黒田三段(順位33位) 10勝5敗
そして午後、杉本三段は青嶋三段の返す刀で、石川優太三段は石川泰三段との同姓対決に、黒田三段は藤原三段に敗れ、6敗目を喫した。これで5敗組は
 梶浦三段(順位 8位) 11勝5敗
 高野三段(順位11位) 11勝5敗
 近藤三段(順位18位) 11勝5敗 
それに6敗ながら最終日が抜け番で順位のいい
 梶浦三段(順位 2位) 11勝6敗
が、四段昇段への有力候補だろうか、ただ、10勝6敗組は6人もいる。5敗組が星を落とせば何が起こるかわからない、が、上位が関東勢ばかりなので、2014年度の昇格棋士は全て関東になる可能性が高そうである。 

第40期棋王戦第一局

やたら宇都宮での対局が多いのは下野新聞の冠堂社長(毎日新聞からの天下り)が将棋好きだからなんだろうか。一方で、朝日新聞がプライドだけで名人戦主催にこだわり、記事がスカスカなのが気になる。

さて、羽生が渡辺に挑戦するという超常対局頂上対局、先手渡辺の横歩取りに進む。3八金と立たずに3八銀と上がる。一方、後手の羽生は5二の中住まい玉から5一金、6二銀とする。一路左にずれているが、美濃囲いに似ている。現在は玉を5二から6二へ動かし、7二銀と立ち、さらに玉を7一、場合によっては8二にまで持って来る場合もある。ひねり飛車もどき(ひねり飛車は縦歩取りの変形)である。
渡辺は3七銀と上がって3八金と締まる。この間に羽生が8筋から攻め、7七で角交換となる。一転、1筋を突き捨ててから7四飛と引くと渡辺が5六角と打つ。玉頭であるが、この角の頭を攻められるようになると渡辺がまずい。
渡辺は突かれた1筋を逆用して攻めるが、羽生に7筋でなく9三桂と上がられると、辛いです。仕方なく、2筋から攻めて桂交換するが、1八角~3六角成と羽生に馬を作られる。

この間に渡辺が1筋を突破するが、羽生も受けの要の3八金を攻め、そして取られそうになっている2三の銀を逃がす。ここで5四歩が正着だったらしい。渡辺は羽生の飛車を責めてるが、渡辺の金が6六に上がってくるということで、逆に渡辺の飛車が6六に回らせないようにしているのである。まだ1九に逼塞しているのに。そして羽生も渡辺のその飛車を攻めるが飛車が逃げた手が羽生の馬に当たり、交わす一手の間に渡辺が羽生の玉目指して攻めだす。
お互いに飛車を取り合い、敵陣に打ち込めばどちらが先に詰ませられるかの展開になるが、ここで手番は渡辺、2二飛と打たれて羽生投了。渡辺がまず1勝をあげた。

第56回三段リーグ  15回戦まで  

12、13回戦は関東関西分離で行われ、前半戦10連勝をした青嶋三段は1勝1敗だったが、迎え撃った石川(泰)三段は連敗を喫してしまい、2敗は一人だけになってしまった。
ここまでの上位者は
 青嶋三段(順位 5位) 11勝2敗   
 甲斐三段(順位 6位)  9勝3敗    
 梶浦三段(順位 8位)  9勝3敗
 杉本三段(順位 9位)  9勝3敗
 近藤三段(順位18位)  9勝4敗 
石川優三段(順位13位)  8勝4敗    
石川泰三段(順位15位)  8勝4敗
と、なっている。
青嶋は連勝して首位を独走するも、甲斐、杉本、石川泰が連敗してしまう。梶浦は1勝1敗、近藤は1勝+抜け番、また高野三段、黒田三段が連勝してきて
 青嶋三段(順位 5位) 13勝2敗    
 梶浦三段(順位 8位) 10勝4敗
 近藤三段(順位18位) 10勝4敗  
 甲斐三段(順位 6位)  9勝5敗 
 杉本三段(順位 9位)  9勝5敗
 高野三段(順位11位)  9勝5敗 
石川優三段(順位13位)  9勝5敗
 黒田三段(順位33位)  9勝5敗
となり、6敗組には相当つらそうである。
今まで抜け番は決して有利ではなかったが、順位が上の青嶋にとって、1位~4位が6敗以上しているので、この段階でマジック1が点灯している。
次回16、17回戦は15日である。

The Long and Winding Road

今泉元三段がプロ編入試験で3勝目をあげ、勝ち越しを決め、15年4月1日付の四段昇段(と、言うべきなのか)を決めた。
三段リーグの年齢制限に引っかかり26歳になった第25回で奨励会を退会、それまでに18回、23回の二度、次点になっているが、次点2回でフリークラス入りの制度が第20回から制度化されたので、遡及しての適用はされなかった。
されど、トップアマで活躍して、三段リーグ編入試験を受け合格、師匠も小林九段から桐谷七段に変えて(これは身元保証人みたいなもの、三枚堂四段の師匠の内藤九段みたいに名目だけのものもある)、2007年前期の第41回から再挑戦するも、11勝7敗→6勝12敗→11勝7敗→5勝13敗と規定の2年4回で上位2人に入れず再度の退会となった。この間、後手いきなり三間飛車(角道もつかずに2手目に3二に飛車を振る)で升田幸三賞を受賞している。
そして、竜王戦6組ではアマチュア枠で出場して何度もプロに勝利、ついに対プロ勝率6割5分を越え、10勝以上挙げる条件を満たして、プロ編入試験資格を得た。
棋士番号の若い順(四段昇段が遅い順)5人と対局して、勝ち越せば(3勝すれば)四段昇段というもの。
まず、大阪で宮本四段、三段リーグでは2戦2敗()だったが勝利、続いて似たようなところがある(三段時代に「超速3七銀」で升田幸三賞受賞)星野四段、やはり三段リーグで1戦1敗(43回)だったが、朝日オープンにつづいて勝利して王手をかけた。
上京して三枚堂四段、接点がない(三枚堂四段は一期抜けなので)が惜敗空気よめよ。石井四段も関東所属のため上京、そして石井四段を投了させ3勝目をあげ、四段昇段=プロ入りを決めた。

次点2回でフリークラスの制度が以前からあれば、15年は早くプロ棋士になっていただろうが。

第27期竜王戦第五局

季節の変わり目の大嵐で電車が動かず、大阪組(対局者がいなくても設営とかの担当は位置的に大阪が担当する)のみならず、東京組まで米原へ移動し、旅館のマイクロバスが米原まで長駆迎えに来ることになった。新幹線なら標準軌だから大丈夫だろうね、多分。
またも角換わり腰掛け銀に。そして糸谷が穴熊に潜ろうとした瞬間に森内が攻撃開始。一方、糸谷の3三桂と銀取りにはねたのは森内にスルーされてしまう。
ここは「花咲くいろは」のモデルになったところで、高橋”ラブライバー”九段が生電話出演後「何故立会人に呼ばない」と嘆いた位だ。
交換した駒を自陣に打ち込んで、金銀桂2枚ずつの穴熊を構築して一日目を何とか終える糸谷。二日目に入って、ひたすら攻める森内、糸谷も抵抗を見せて2度の桂打ちで森内玉を裸にしてしまう、半分、形作りなところもあるが。
だが、このシリーズでずっとそうだが、糸谷の早指しに対して、森内の持ち時間が一気に減ってゆく。時間攻めを食らったのか。先に横から龍を寄っていけばいいところを、上から桂馬を成って王手したところから一気に形勢が怪しくなって逆転してしまう。5一角が攻防に効いている。あっという間に森内投了。4勝1敗で糸谷が竜王位を奪取した。

第22期倉敷藤花戦第二局

毎年恒例の対局場を倉敷へ移しての第二局(そしてあれば第三局)、先手山田が3手目に早くも2五歩を突いて、後手の横歩取りを拒否、後手甲斐は9筋を突き込し、振り飛車模様を見せるが、一方で飛車を動かさずに7二銀と上がる。もちろん、ここから腰掛け銀とかにもできるが、これはこれでちぐはぐな攻撃になる。それでも5四銀と上がり、6二飛と右四間飛車に構える。
ろくに王様を囲わずに甲斐が6筋を突いて開戦、一転して端を攻める展開となり、山田陣は丸裸になるが、一呼吸ついたところで山田が2筋を突込してゆき、そのまま詰ませてしまった。甲斐にはガシガシ攻めるのは性に合わなかったようだ。

第27期竜王戦第四局

3手目に6六歩と角道を塞いで後手糸谷の角換りを阻止する先手森内、糸谷は6手目に3三角と上がって振り飛車を匂わせるが、この手は向かい飛車を狙わない限り緩手になるという手だった。ネット解説では、まだ棋士紹介をやっているあたりで、早くも死命を決する局面だっとは。森内は4八銀として、3七銀と上がり、居飛車なのか、相振り飛車なのかわからない序盤とする。
結局、糸谷は中飛車、森内は居飛車の対抗形になる。森内が7筋の位を取れば、糸谷が7四歩と突いて反発、これには銀冠構築中の森内が7八に金を上げずに飛車を回す。小競り合いの末、一段落ついて銀冠を組んで一段落ついて一日目終了。
封じ手後、森内が穴熊に潜ってしまう。そして8筋の位を取って角を8六に上げる。これには糸谷も遊んでいた銀を右方へ回す。さすれば、森内は糸谷の3三の角を目標に攻める。6手目の角上がりがこういうことになってしまった。3三~2四~1五と逃げまわる糸谷の角、取られる前に5六歩と突くが、手順前後でここは先に6六歩と突いて、角損ながらと金2枚で攻めたほうが良かった。
角を先に入手しただけ、森内が好調に攻めるが、5六金打ちが変調。糸谷は森内の王様を引きずり出すことに成功するが、なおも森内はガシガシ攻めてゆき、銀交換で糸谷の王様を丸裸にする。糸谷は歩で受けるが、森内は6四角と飛び出すが、ここは金を6三に進めてねじ込めば優勢を維持できた。糸谷の6二金が好手の上に、森内はここで1分将棋になる。ついに糸谷に攻撃のチャンスが巡ってくる。森内も王手竜で応戦するが、6六角が厳しい、ややあって森内投了。7七の桂馬は元は美濃囲いの受け駒だった駒だが、三段跳んでここまでやって来た。これで森内はカド番に追い込まれた。
銀河英雄伝説名言録


present by 田中芳樹:徳間書店「銀河英雄伝説」
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